カーラ カスキン・作/マーク シーモント・絵/なかがわちひろ・訳
目次
あらすじ
金曜日の夕方に、105人の人たちが仕事に出かける用意を始めました。
105人はそれぞれのやり方で体をお風呂で洗い、身支度をします。
- 男の人たちは長袖の白いシャツと黒いタキシード
- 女の人たちは黒くて長いスカートの黒いドレス
- 1人の男の人だけ燕尾服を着ました。
そして105人が一斉に仕事場に向かいました。
向かった先は大きな音楽ホール
彼らの仕事は「白い紙に書かれた黒い音符を音楽に変えること」でした。
『105にんのすてきなしごと』について
年齢も性格もバラバラの男女105人が、体をきれいにして身なりを整えて仕事に向かうまでの様子が淡々と描かれています。
それぞれの様子が同じページに描かれているので、個々の個性を比べることができ、次第に一つの目的に向かって心を一つにしていく過程も分かります。
性格もここに至るまでの過程もバラバラなのに、105人が心を一つに合わせた"しごと"は人々を感動させることができるのが素晴らしいですね。
これを大きく解釈すると肌の色も考え方も性別もバラバラの世界の人々だって心を一つにすることができるはずなんです。