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あらすじ
貧乏な男がワンルームの狭い家に家族8人と暮らしています。
毎日家族の声がうるさいと、男はラビ(先生)の所に相談しに行きます。
ラビは「外にいるニワトリ、牛、やぎを家の中に入れなさい」とアドバイスしてくれました。
ところが、動物たちを家に入れたら前よりも騒がしくなり、動物たちの糞などが散乱してもっと大変なことになってしまいました。
「もう限界だ!」と男はまたラビに相談しにいくと、ラビは「全ての動物を外に出しなさい」と言います。
その日の夜、男は動物たちの騒がしい声がなく、家族の声だけが聞こえることに幸せに感じて、「ありがたい」とぐっすり寝ることができました。
『ありがたいこってす!』について
幸せってなんでしょうね。
ラビに相談に行く前と状況は全く変わっていないのに、男の生活は騒々しいものから幸せに変わってしまいました。
自分は不幸だ、幸せになりたいと思っている人はすでに持っている幸せに気づいていないだけかもしれません。
足りないことばかりに目がいっていると、今あるものを失った時にどれくらい幸せだったのか後悔しますよ。