『エルマーとブルーベリーパイ』ジェーン・セア

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ジェーン・セア・作/シーモア・フレイシュマン・絵/おびかゆうこ・訳

あらすじ

エルマーは誰にも姿が見えず、声も聞こえない妖精です。

エルマーは住んでいる家の家族が作るブルーベリーパイが大好物です。

「またあのブルーベリーパイが食べたいな・・」と大声でおねだりしても、肩をいくら叩いても家族は誰も気づいてくれません。

 

「そうだ!家の仕事を手伝えば気づいてくれるかもしれないぞ!」とエルマーは家族に気づかれないようにベッドメイキングをしたり、食器を洗ったり、床掃除をします。

小さな妖精のエルマーがこれだけのことをするのはどれだけ大変だったでしょう。

 

それでも家族はエルマーのことには気がつきません。

 

ある日、家族がパイを焼いたのでエルマーが喜んで見に行くと、それはブルーベリーパイではなくリンゴパイとさくらんぼパイでした。

 

がっかりしたエルマーがさくらんぼパイの中を歩き回ってみると・・・いいことを思いつきました!!

 

 

家族にもエルマーの気持ちが伝わり、美味しいブルーベリーパイをお腹いっぱい食べることができました。

『エルマーとブルーベリーパイ』について

 

大切な思いも熱い気持ちも伝わらなければ意味がありません。

 

そのためには、ただやみくもに動くのではなく、「どうやったら伝わるか」を頭を使って考える必要があります。

 

そして、頭を使ってもすぐに伝わらないかもしれません。

 

それでも、あきらめなければ本気の思いは必ず伝わるということも教えてくれる絵本です。