レオーネ・アデルソン・作/ロジャー・デュボアザン・絵/こみやゆう・訳
『あらすじ』
木の上から見ると絨毯のようですが、虫になって芝生の中にいたら・・・
そこはもういろんな虫や生物が住んでいるジャングルです。
- 外でお弁当を食べるなら、
- 裸足で歩くなら、
- 洗濯物を干すなら
- 寝ころぶなら、
芝生の上が一番!!
でも芝生の中で
- その芝生をお弁当にするのは・・・
- 見つからないように隠れているのは・・・
- 雨が降って喜んでいるのは・・・
一体だあれ?
どちらも緑が青々、ふわふわしていて
「草があるって本当に幸せ!!!」
『しばふっていいな!』について
目の前に広がる青い芝生の上で楽しんでいる時に、虫やカエルの視点で見てみたら違う景色が見えてきます。
例えば、芝生の間は我々にとっては「森の中を歩き回ること」に匹敵する大冒険でしょう。
『ドラえもん』には体を小さくして裏山で大冒険する回があります。
『のび太救出決死探検隊』てんとう虫コミックス22巻
のび太は「スモールライト」で小さくなって、ラジコン飛行機を乗り回していたら、エンジンの調子がおかしくなって、学校の裏山に不時着陸してしまいました。
その頃、スネ夫はジャイアンに探検に憧れていて、ドラえもんやしずかちゃんとわざわざ体を小さくして裏山にのび太を救出大作戦を決行します。
落ちてる靴を舟にして水たまりを渡ったり、小石の山をロッククライミングしたり、ねずみに追われたり。
こんな風に視点を変えることでいつもの何でもない日常がいかに複雑で多様性に満ちているのかを考えるきっかけになる絵本です。
普段何気なく歩いている道の足元に注目してみたら・・
それだけでワクワクしてきませんか?