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『ともだち』 ヘルメ・ハイネ

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ヘルメ・ハイネ作 いけだかよこ訳

あらすじ

 

おんどりのフランツ、
ねずみのジョニー、
ぶたのヴァルデマールは大の仲よし。
今日も仲良く一緒に遊びに出かけます。

だって友だちだもの

手伝ってあげるの 当たり前

何でも話し合って決めるの 当たり前

 

池でボートに乗って海賊になったり、
サクランボを食べたり、
自転車をこいだり、

ぼくらはいつまでも友だちだから、絶対に離れっこなし

だけど、同じ場所で寝るのはちょっと難しかった

だって友だちだもの

一緒の夢を見るのは当たり前!

『ともだち』について

ブタ、ネズミ、ニワトリと姿も性格もできることもバラバラな3人の楽しい日常が描かれています。

そういえば児童書に出てくる友だちって大体3人組が多くないですか?

「ズッコケ3人組」しかり「ステキな三にんぐみ」しかり

2人だともしケンカをしたらお互い気まずくなって会話もままならなくなってしまいますが、3人だと間に入ってくれる存在がいるのが心強いです。

それぞれできないこともあるけれど、友だちだからできることをする。
それは自転車に乗ってる場面を見ればよく分かります。

そして、友だちだからずっと一緒にいたいけど、それはできないこともある。

だけど心はつながっている。

子どもの時、仲の良かった友だちと遊んだ思い出が蘇ってくる絵本です。