マーガレット・ワイズ・ブラウン・作/ レナード・ワイスガード・絵/ほしかわ なつよ・訳
あらすじ
あるところに、昼が好きな白い猫と、夜が好きな黒い猫がいました。
白い猫は昼のざわめきや太陽の光、風のにおいや人々の話声が大好きでした。
一方、黒い猫は夜のしじまのホタルの光やものの影、夜風や聞こえてくる物音が大好きでした。
しかし、2匹はお互いの世界を知りません。
そこでお互いの世界に誘い合います。
まずは黒い猫が昼の世界を過ごしました。
昼の世界も悪くはありませんが・・・夜の世界はもっと素晴らしいと白い猫を夜の世界に招待します。
白い猫にとって夜の世界はなんだか"変なモノ"が見えそうで怖い世界です。
しかし、黒い猫に言われて静かに耳をすませてみると・・・・
一般的な結末だとお互いの好きな世界を紹介し合い、どちらの世界も好きになったということが多いですが、この絵本の結末は少し変わっています