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日本の未来をつくる若者に読んでほしい1冊
名探偵コナン
世界累計発行部数2億3000万部の『名探偵コナン』ですが、なぜここまで人気漫画になったのでしょうか?
それには2つの理由があります。
- 犯人は死なない
- 人生で為になるセリフがたくさん出てくる
① 犯人は死なない
コナンでは犯人が許されない罪を犯しても決して自殺などで死んでしまうことはありません。
コナンはこう言っています。
犯人を推理で追い詰めてみすみす自殺させてしまうような探偵は殺人者と変わらねーよ
作者の青山剛昌先生によれば「犯罪者にもきちんと罪をつぐなってほしいから」だそうです。
ちなみに初期の頃一度だけ犯人が自殺してしまう回があるのですが、このことがコナンに探偵として犯人を絶対死なせない決意にさせました。
②人生で為になるセリフがたくさん出てくる
同級生の元太と光彦の口喧嘩がヒートアップしているとこにコナンが割って入りました。
一度口から出しちまった言葉はもう元には戻せないんだぞ
言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると厄介な凶器になる
言葉のすれ違いで一生の友だちを失うこともあるんだ
SNSの誹謗中傷が原因で傷ついたり自殺したりしている人が出ているこの現状にとても効く言葉ですね。
伊集院静 『大人の流儀』
『大人の流儀』には若者へのメッセージがたくさん載っています。
その中の一つです。
若者よ すぐに答えを求めるな!
SNSやインターネットで簡単に情報を収集して分かった気になっているが、すぐに役立つものはすぐに役に立たなくなる
苦労して得たものでしか人は成長できないんです。
そして新社会人へのエールも送ってくれました。
出世やお金のためだけに生きてはいけない
人は己以外の人のために何かをすることだ
誰かを幸せにすることを信じて挑戦しなければ新しい道は切り拓けない
最後に伊集院さんが子どもの教育で大切にしている言葉です。
自分以外の人の痛みが分かれば教育の8割は終わり
上田晋也おススメの伊集院さんの本『美の旅人』
フランスやスペインで出会った美術を作家の言葉ならではの言葉で解説しています。
ルーブル美術館はフランス人の精神である
ここで紹介されていたのがドラクロワ作「民衆を導く自由の女神」でした。
フランス革命で自由を手にしようとしている女性が描かれています。
ドラクロワはなぜこの絵を描いたのでしょうか?
ドラクロワはこう語っていました。
祖国のために敵を打ち破ることはできなかったにしても少なくとも国のために作品を描くことはできるでしょう。
ドラクロワはフランス革命には参加しませんでしたが、自分なりに何かできないかと考え描いたそうです。
そして伊集院さんの解説です。
国家の精神と絵画の精神を合致させること当然の如く為し得た強靭さがこの絵画にある
ここにフランス人の美への底力がある
くりぃむしちゅーからの特別紹介本『ダ名言』『小学生なら知っておきたい教養366』
最後にくりぃむしちゅーの2人から特別に紹介された本です。
上田晋也が帯を書いたので、ぜひとも売れてほしいと紹介していた後輩芸人の浜ロンの気分が軽くなるかも?の名言集です。
例えば
諦めたら楽でした。
どんなにつらい時でも屁は出る
こんなゆるい名言がたくさんです。
最後の最後に紹介された斎藤孝先生の書いた本です。
子どもに分かるように優しい言葉で書かれているので、入門書として大人にもおススメです。