『しずかなおはなし』 サムイル・マルシャーク

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サムイル・マルシャーク・作/ウラジミル・レーベデフ・絵/うちだ りさこ ・訳

あらすじ

灰色のはりねずみの親子のしずかなお話です。

お父さん、お母さん、坊やのはりねずみが朝の小路を散歩しています。

 

森の動物たちはみんな寝ているなか、2匹のおおかみがそっとはりねずみたちに近寄ってきました。

おおかみに気がついた父さんはりねずみと母さんはりねずみは体を丸くして針を逆立てました。

 

「坊やも早く丸くおなり!」
父さんと母さんが坊やにいいました。

 

おおかみたちは坊やををくるくる回してみましたが、坊やはまん丸の針のまり。

おおかみは足を針にさされてびっくりして飛びのきました。

 

 

そこに鳴り響く鉄砲の音

丸くなれないおおかみたちは慌てて逃げ出しました。

 

父さんと母さんと坊やのはりねずみは森の家に無事に帰り着きました。

 

そっと、そっと、そっと・・・小さな声で読んでいただきたい静かなお話です。