物語

『星の王子さまの幸福論』と3人の哲学者の『幸福論』から幸せになる方法が分かります


第Ⅵ章 人生を賢く生きる

ここでのキーワードは

  • 「マイナス思考」
  • 「外見」
  • 「頭のいい人」
  • 「遠くを眺める」

「マイナス思考」

気分は伝染するのだから、マイナス思考の人には近づくなというこですね

アランは意外に現実主義者でもあり、イやな奴からはさっさと逃げるのが望ましいと述べています。

 

『星の王子さま』でも王子さまは地球に来る前に出会ったマイナス思考の星の住人からさっさと逃げていますよね。

「外見」

そして意外にもに内面よりも外見が本質だということを改めて考えてみてください。

 

アランによれば「しぐさは気分を誘導する」のだから、礼儀正しく挨拶ができて姿勢がいい人は、礼儀正しい』気分に誘導されるはずです。

確かに初対面できちんと挨拶ができる人は必ずほほ笑みを伴っているのではないでしょうか。

好成績をあげているセールスマンに外見が悪い人は絶対にいませんよね。

彼らは外見を整えることで同時に人から好印象をもたれる内面を作り上げて、さらに客をいい気分にさせているのです。

「頭のいい人」

「頭のいい人」は幸せになりにくいともアランは述べています。

なぜなら頭のいい人は知識があるので人の行動に理屈をつけたがる傾向にあるからです。

 

赤ちゃんが泣いていても何かと理屈をつけて原因を探してしまいがちですが、実はおむつのピンが当たっていたりするだけとかいう単純なことに気が付かないものです。

 

つまり理屈ではなく本質的なことに気が付かないことが多いんですね。

 

そしてもう一つ

頭のいい人は不幸になる要素を発見する能力が高いので自らを不幸にしていくことも挙げられます。

 

不幸になることを考え始めたらもう止まらない。

それが対外的にも体内的にも伝染していきますます不幸を感じていく負のスパイラルにおちいってしまいます。

「遠くを眺める」

こういう時におススメの方法が「遠くを眺める」ことです

 

「憂鬱な人はほとんどみんな、読みすぎなのだ。人間の眼はこんな近距離を長く見られるようには出来ていないのだ。人間の眼ははるかな水平線を眺める時、やすらぎを得るように出来ている。」

アラン『幸福論』第51章

 

『星の王子さま』では王子さまが星に帰るときの言葉がとても印象的です。

「夜になったら、星をながめておくれよ。

ぼくんちは、とてもちっぽけだから、どこにぼくの星があるのか、きみに見せるわけには、いかないんだ。

だけど、そのほうがいいよ。
きみはぼくの星を、どれか一つだと思ってながめるからね。
すると、きみは、どの星も、ながめるのが好きになるよ。
星がみんな、きみの友だちになるわけさ。」

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第Ⅶ章 あともう少しの勇気

ここでのキーワードは

  • 勇気
  • 労苦

「勇気」

    王子さまは 「ほほ笑み」を持っていると同時に実は「勇気」も持ち合わせているんです。

 

ここでいう「勇気」とはアランの「幸福論」によると

「幸福を求めるなら自ら手に入れる勇気を持たなくてはいけない」

 

なぜならあまりに多くの人がただじっと幸福になるのを待っているだけだからです。

 

自分で探し作り出した幸福は無限の数があり、愛着が湧いてかけがえのないものになる。

しかし誰かからもらう幸福はほとんど偶然による1回限りのことが多く、愛着も湧かないのです。

「労苦」

自ら幸福を作り出すには、まずは「労苦」が必要である。

 

苦労ではありません。

「苦労」とは困難な状況でただただ耐えながら労力を使うことです。

対して「労苦」とは目標に向かって限界まで頑張ることを指します。

 

勇気を持って労苦をすることでかけがえのない幸福を手に入れることができるのです。

 

それこそ まさに 「たったひとつのもの」ではないでしょうか。

 

仕事でスポーツでも慣れないことは初めは基礎練習やあいさつ回りなど辛いことが多い。

しかし労苦を積んだ後は、勝利や成功といった自分だけの幸福を手に入れることができるのです。

 

 

ぼくも水をのみたいから・・・井戸をさがそうよ・・・

果てしない砂漠の中で、井戸を行き当たりで探すなんて無理だと思っていた”ぼく”に対して、王子さまは勇気を持って井戸を探しに歩き出した。

 

そして 井戸を発見したとき

「ほら、この井戸が、目をさまして歌っているよ」

なにかおくりものでも受けるようにしみじみとうれしい水だったのです

 

王子さまは「たったひとつ」の幸福を手に入れることができました。

 

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第Ⅷ章 星の王子さまの帰還

ここでのキーワードは

  • こころの眼

「こころの眼」

王子さまは地球で出会ったキツネから”秘密”をプレゼントされます。

 

それが有名な言葉「大切なことは目に見えない」 です。

 

これは「こころの眼」をもつことが大切であるということを教えてくれます。

 

こころの眼を持った王子さまは庭に咲き乱れている5千のバラを見てと悲しそうにつぶやきました。

じぶんたちがなにがほしいのか、わからずにいるんだ
だけど、目では、なにも見えないよ。心でさがさないとね

 

人間たちはこころの眼がないからとりあえずたくさんのバラを作って心の隙間を埋めようと必死です。

しかしそんなことでは心の隙間はとても埋めることができません。

 

本当に愛する人が振り向いてくれないから、手あたり次第恋人をとっかえひっかえしても結局さびしさは晴れない。

金にまかせてブランド品を買い漁ってもきりがなくどこか虚しい感じがする。

 

さがしているものはたった一つのバラの花の中にだって、少しの水にだってあるはずなのに。。。

 

しかし大人だって昔は誰でも「こころの眼」を持っていたはずです。

 

子どものころは今では考えられない他愛もないことにほほえみを浮かべて幸福を感じていたことを忘れていませんか??

お金やモノがないと幸せになれないなんて、子どもの頃には思ったこともないはずです。

 

しかし人生を歩み続けると、迷いや誘惑などによっていつのまにかほほえみを忘れて心の眼は濁ってきてしまいます。

 

王子さまはきっとかつては子どもだった大人たちに一番言いたかったのはこのことではないでしょうか。

「幸せになるのは難しいことじゃないよ。こころの眼を持って常にほほえみを絶やさず、勇気を持って進むだけだよ」

 


 

そして王子さまは星に帰るのに、遠すぎるという理由で砂漠の真ん中でヘビに自らをかませて命を絶ってしまいます。

 

しかしそこに悲壮感はありません。

 

王子さまの星は小さすぎて地球から見たらどれかは分からない。

だから見える星の一つを王子さまの星だと思って眺めてほしい。

そうすれば、どの星も眺めるのが好きになり、星がみんな友だちになる。

「一つの星のなかで笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。すると、きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ」

 

王子さまは死して宇宙と一体になり、ほほえみのパワーを送ってくれるのです。

 

幸福になるには「宇宙との一体感」「ほほ笑み」が必要であるとくり返し言ってきたが、これがその集大成です。

 

王子さまの空からの贈り物は誰でも受けることができるので、幸福になりたいのなら夜空を見上げて星を見てみましょう

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