ウォルター・デ・ラ・メア・作/カロリーナ・ラベイ・絵/海後 礼子 ・訳
目次
あらすじ
銀色のお月さまが猫の体を借りて歩き出し、辺り一面を銀色の世界に変えていきます。
お月さまの照らす銀の光に誘われて森の人間の子ども、妖精、小人、動物たちが森の奥に集まっていきます。
小人たちは楽器を演奏して、妖精たちはケーキを食べ、動物たちはダンスをして 思い思いに楽しく過ごしています。
そして人間の子どもたちは小舟に乗って、静かな川に流されて・・・いつのまにか寝ちゃいました。
銀の草なびく、銀の川辺で・・・・お月さまもそっと覗いています。
『おぼろ月のおさんぽ「銀色」』
お月さまの照らす銀色の光がとても幻想的なイメージです。
お月さまの光に誘われて外に出てくる妖精や動物たちもキュートでかわいく描かれています。
夜の世界って子どもにとっては別世界ですよね。
暗くて何が起こっているのか想像してワクワクしちゃいます。
しかし、外でどれだけ楽しいことが起きていても、子どもは夜は寝ないといけません。
だから人間の子どもたちはボートの上で眠ってしまいます。
「後は夢の世界で楽しんで!」と子どもたちを眠りに誘う、おやすみなさいをさせる時にぴったりの絵本です。