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『株式会社 タイムカプセル社』喜多川泰 過去のあなたから今のあなたへ伝えたいことが人生を変えていきます。

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目次

新しい人生を始めよう。何度でも・・・・

 

あなたの前に突然現れるかもしれない全身真っ白の服を着た癒し系のイケメンと中年男の二人組。

そして彼らはあなたに一通の手紙を手渡す。

それはあなた自身も忘れていた“昔のあなた”からの手紙だ。

  • あの頃のあなたは夢があった。
  • 何にでもなれると思っていた。
  • とにかく毎日が楽しくて未来への希望に心躍っていた。

 

さて、今のあなたはどうだろうか?

果たして今の自分は過去の自分から見て誇れる存在であるのか?

 

あなたは現状の自分に満足していますか?

 

こう聞かれて自信満々に「はい!」と答えられる人はそうはいないでしょう。

 

しかし、昔のあなたの心を取り戻したあなたはとてもラッキーかもしれません。

 

なぜなら「人は何歳からでも変わることができる」です。

 

これは過去のの自分から影響を受け、人生を見つめ直しやり直そうとする人たちの話です。




株式会社タイムカプセル社

 

「株式会社タイムカプセル社」はあなたが書いた手紙を何年後かのあなたにお届けします。

こんな理念を掲げる「株式会社タイムカプセル社」とは、小学校や幼稚園などのイベントで未来への自分へ書いた手紙を長期間預かり、時期が来たら本人に郵送する会社です。

それは5年後かもしれないし、10年後かもしれない。

 

その時期が来たら一斉に郵送するのですが、中には引っ越しなどで行方が分からなくなっている人もいます。

そんな人たちには会社の調査部が居場所を調査して、例の白ずくめの配達人が直接手渡しに行くのです。

 

そんな配達人が属する部署が「特別配達困難者対策室」

略して「特配」

  • 室長 吉川海人
  • 事務 若林麗子
  • 新人 新井英雄

の3人で手紙を配達する業務を行っています。

 

それこそ日本中はもとより、居場所が分かれば世界中に飛んでいく。

受取人に会えるまで、何日でも待つ。

しかも服装は全身真っ白のスーツにシルクハット。

 

こんな人間に突然手紙を渡されたらびっくりされるだろうが、そこは配達人の勘で”いちばんいいタイミング“で渡すようにしているのでどうぞご安心を。




ミッション①

今回のミッションは瀬戸内南中学校の卒業生が10年後の自分に向けた手紙を5通届けることです。

その5人の中から2人の変化を紹介してみます。

 

まずは一人目

嶋明日香@大阪・心斎橋

「昔の自分との約束」

 

 

嶋明日香は25歳で友人宅に居候しながらカフェでアルバイトをしている。

このままずっと居候をしていくわけにもいかず、かといって収入が多い仕事や安定した会社を見つけるのも難しいと思って今の生活から抜け出せないでいるのです。

知り合いの京子からお酒を出す夜の店のホステスに誘われてはいるが、自分には合わないと断りたいが何となくズルズルと答えを引き伸ばしている状態です。。

 

なぜなら明日香は酒乱の父親から暴力を受けたことでトラウマを抱えています。

なので、酒を飲む男性たちの中で働くなんてとても怖くてできる勇気を持てません。

 

しかし、

お金のためには我慢しなくてはいけないのか・・
生きていくために、何でもする覚悟が必要なのかも・・・

と先の見えない人生に悩む明日香のもとに海人と新井が手紙を渡しに来ます。

 

15歳の明日香からの手紙を読んだ25歳の明日香の目からは涙が止まりません。

 

 

15歳の明日香の夢はヘアアーティストかメイクアップアーティストになることでした。

 

 

それは当時夢がなかった明日香に担任の森下先生がこう言ってくれました。

夢がないなら、目の前にあることに一生懸命になってみろ。目の前にいる人を笑顔にしてみようと思ってみろ

 

明日香はそういえば・・・と思い出しました。

友達の髪を編んであげたりしているうちに喜ばれて、もっとかわいくするのはどうすればいいかを考えたりしているうちに、それが将来の夢になっていきました。

 

目の前のことを一生懸命やってるうちに、自然とやりたいことや夢が自分の中に生まれてくるんやって。

 

しかし、明日香は専門学校に入学するもの遊んでばかりでろくに勉強もせずにいたので、技術を身につけることも希望の会社に入社することもできませんでした。

 

何もかもうまくいかなくなって自暴自棄になり「どうせ自分なんて」と思うようになっていき生活も荒れていきました。

しかし、それが間違いであったことを15歳の自分に教えられました。

 

自分のことをそんな風に思うようになったからやることがうまくいかなくなったと気づくことができたのです。

 

どんな状況でも自分を信じて強くなることが一番大事だと、昔の自分が教えてくれました。

~10年後のわたしが、わたしにしかできないことを見つけ出して幸せに生きていることを願っています。明日香15歳~




ミッション②

森川桜@北海道・苫小牧

「頭の中のオバケ」

 

15歳の桜の夢はキャビンアテンダントになることで、そのために毎日英語の勉強をしてがんばっていました。

しかし、元カレが実家の反対を押し切って北海道で酪農をするからついてきてほしいと言われて駆け落ちをしてしまいます。

 

現在は別の人と結婚をしてラーメン屋でアルバイトをしている桜のもとに海人と新井が手紙を渡しにやってきます。

 

桜にはずっと心を痛めていることがありました。

桜と駆け落ちをした元カレには婚約者がいたのですが、駈け落ちをしたことでその婚約者を傷つけてしまったと思うようになってしまったのです。

そしてその婚約者現在の心境や不幸な生活を想像する度に、罪悪感から自分は幸せになってはいけないと思うようになってしまったのです。。

 

そんな桜は過去の自分からの手紙を読んでも、心動かされることはなく心は沈みっぱなし。

しかし、海人と話をしているうちに、それは勝手に頭の中で作り上げた“想像上のオバケ”であり、ただそれを怖がって生きているだけと気づくのです。

 

自分で創り上げた恐怖の中に生きて、勝手に怯えて、自分は幸せになってはいけない人だと思い込んでいたのは、自分自身だ。

 

彼女が落ち込んで不幸な人生を送っていると確認もしていないのにどうしてわかるのか?

むしろ、その逆境や経験をばねにして、新たな出会いをして今まで以上に素敵な人になっているかもしれない。

そう想像することだってできるのではないでしょうか。

 

 

そして、桜は妊娠したことで、過去の行動や決断があったからこそ、このお腹の子には出会えたんだと自分の過去を肯定することができたのです。

自分のしてきた経験に「ありがとう」と思うことができるようになったのです。。

妊娠・妊婦

~素晴らしい出来事が、人生で起こるたびに自分の過去を肯定できるようになるのかも知れません。本田桜25歳~




過去の自分があったからこそ、今の自分がある

 

このほかにも

  • 家族に迷惑をかけながらも自分の夢であるゴルフのレッスンプロを目指すも挫折した元中学教師の話。
  • 人気絶頂から一気に転落して人々からの好奇の目に耐え切れずアメリカで生活をしている俳優の話。
  • 教師になるも理想と現実のギャップで精神を病んで生活保護をしている男の話。

 

そしてこの3人だけではなく、配達人の海人と新井の人生も少しずつ変わっていくのです。

 

もちろんこの手紙一通で考え方や気持ちが全てが変わるわけではないのですが、少なくとも変わるきっかけにはなるのではないでしょうか。

 

「読む人のことを、心から大切に思って愛を込めて書いた手紙は、読む人の人生を変えます。読む人の悩みを吹き飛ばす勇気をくれます。」

手紙を読む人

別に手紙でなくてもいいのです。

過去のあなたを思い出すだけでも、そこに昔のあなたは現れる。

 

その思い出す過去のあなたは一番自分に自信があった時でないと効果がありません。

なぜなら、自分自身を一番大切に思って愛している時だからです。

 

そして、今のあなたになにかしらのヒントや勇気を与えてくれるかもしれない。

この本を読んで、そんなことを思ったりもしました。

 

私は中学や高校、そして大学でさえ思ったこともなかったことに現在挑戦しています。

だからといって昔の自分のしてきたことが全く無意味だったかというと決してそんなことはありません。

 

その過去があったから、今がある。

 

今までなんとなくぼんやりとした想いだったけれど、この本を読んではっきりと言葉にすることができました。

そして、この先の自分はきっと今の自分に感謝する。

そんな風に胸を張って生きていきたいと思っています。

喜多川泰の本

 

喜多川泰の本は全て心に残る作品ばかりです。

物語なのですが、自己啓発でもあり、人生に悩んでいたり迷っている時には必ずあなたの道標になります。

 

その内何冊かを紹介すると

 

『福に憑かれた男』

喜多川泰にはまった最初の本です。

 

人生を頑張って生きる人には福の神が憑くことがあります。

 

しかし、福の神が憑くには3つの条件があるのですが、それは・・

詳細ページへ

 

『スタートライン』

高校の同級生の男女の思いが通じながらもすれ違っていくラブストーリーです。

 

と同時に、夢を叶えるには一つではないということも教えてくれます。

『手紙屋 就活編』

就活中の大学四年生の学生が訪れたカフェで手紙屋の存在を知ります。

 

手紙屋との10通の手紙のやりとりを通じて、自分のやりたいことを見つけ彼の行動も変わっていきます。

 

そして最後まで謎だった手紙屋の正体は意外な人物で驚かされました。

 

手紙屋とは誰かと正体を想像しながら読んでいくのもおススメです。

『手紙屋 受験編』

受験を控えた2年の女子高生の進路の悩みを手紙屋との10通のやり取りを通して前に進んでいきます。

 

手紙屋の正体がさりげなく明かされていて、就活編へのプロローグにもなっているのでこちらから読んでみるのもおススメです。

 

『母さんのコロッケ』

家族の過去の出来事が情景として浮かぶようになってしまった主人公の男。

 

その出来事を目撃し意味を考えることで、現在の主人公の生き方が変わっていきます。

 

『賢者の書』

世界各地にいる”賢者”の言葉を集めて一冊の本にまとめていく冒険小説です。

 

そして、最後の賢者は意外なあの人でした。

 

ファンタジーな要素と賢者の言葉がきっとあなたの心を動かすはずです。