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『トラのじゅうたんになりたかったトラ』 ジェラルド・ローズ

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ジェラルド・ローズ (著, イラスト), ふしみ みさを (翻訳)

目次

あらすじ

ジャングルに住むやせこけたトラは、宮殿の広間で王様と家族が美味しそうに食事をしているのを見てうらやましくてたまりません。

 

「いいなあ。オレも仲間にはりたいなあ」

 

そして、トラはひらめきました!

庭に干してあるトラのじゅうたんと入れ替わることにしたのです。

 

広間に敷かれたトラの上で、王様と家族が楽しそうに食事をしています。

でも、このじゅうたんが本物のトラだなんて誰もがつきません。

 

夕飯が終わって王様たちが出ていくと、トラは残ったごちそうを平らげてのびのびとゆっくり眠りました。

なんてすばらしい生活でしょう。

何があっても絶対ばれないようにするぞ、とトラは心に誓いました。

でもごちそうをたくさん食べたトラはだんだん太ってきて、怪しまれてきました。

 

「もしばれたら、本当のじゅうたんにされてしまう」と不安になっていたトラの後ろであやしい物音がしました。

なんと、三人のどろぼうが窓からこっそり入ってきたのです。

さあ、トラはどうすればいいのでしょうか?

『トラのじゅうたんになりたかったトラ』について

トラの心情がダイレクトに伝わってくる読み聞かせにもピッタリの絵本です。

きれいな色づかいとじゅうたんになりたいトラのユーモラスさが魅力的でした。

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