絵本 PR

『いえでをした てるてるぼうず』 にしまきかやこ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

にしまきかやこ 作

目次

あらすじ

てるてるぼうずがぷんぷん怒っています。


とってもいい天気でみんなお出かけしたのに、てるてるぼうずは置いてきぼりだからです。

 

あーあ、みんなぼくのことなんか忘れちゃったんだ。ぼくがこんないいお天気にしてあげたのに
ぼく もうこんなおうちにいたくない!家出してやる!

 

てるてるぼうずはちょうちょに導かれて山道を上り、とんびに巣まで運ばれて、山のてっぺんからまっさかさまに落ちて、くまの子どもと出会いました。

明日はみんなでピクニックです。

 

「明日 いい天気にしてあげるね」とてるてるぼうずは得意げに言って、それからくまの子と積み木をしてベッドで絵本を読んで一緒に眠りました。

 

次の日はもちろん、ピカピカのいいお天気。

くまの家族と一緒にてるてるぼうずはピクニックに出かけて、おいしいお弁当を食べました。

 

それからもずっと一緒に楽しく暮らしました。

『いえでをした てるてるぼうず』について

この絵本を読むまで、てるてるぼうずをいかにひどく扱っていたのか気づきませんでした。

 

「明日天気にしておくれ」と一方的にお願いをしておいて、雨が降ったら恨まれて、晴れたら晴れたで家族は出かけて一人ぼっちで軒先に首つり状態で放置されてしまう。

 

そりゃ てるてるぼうずじゃなくても家出したくなりますよ。

 

家出しながら色々な動物と出会い、起こる出来事になんて楽しそうなんでしょう!

せめていい天気にしてくれた感謝の気持ちを忘れずに、くまの子のように洗ってきれいにしてあげたりリボンを結んでかわいくしてあげたり、一緒に連れて行ってあげてください

 

にしまきかやこさんの描く絵本は、動物との交流を通してやさしい気持ちにさせてくれるものが多いですね

合わせて読みたい作者の絵本

『ふんふんなんだかいいにおい』 にしまきかやこにしまきかやこ『ふんふんなんだかいいにおい』 の紹介をしています。...