絵本

『「いたいっ!」がうんだ大発明 ばんそうこうたんじょうものがたり』 バリー ウィッテンシュタイン


バリー ウィッテンシュタイン (著)、 クリス スー (イラスト)、こだま ともこ (翻訳)

バンドエイド(絆創膏)がどのように発明されたのか考えたことありますか?


これは「バンドエイド」が誕生したエピソードを描いた絵本です。

あらすじ

1900年前半、アメリカに住むアールさんとジョゼフィーンさんという夫婦がいました。

ジョゼフィーンさんはとてもぶきっちょで、料理中によくけがをしていていつも手が傷だらけでした。

 

当時は手当てといってもタオルを当てて止血をするくらいしか方法がなかったので、アールさんはジョゼフィーンさんのために何かできないか考えました。

お父さんが医者で包帯やガーゼをつくる会社に勤めていたアールさんは多少医学の知識があったのです。

 

まず、アールさんが作ったのは長い粘着テープに消毒すみのガーゼを貼り付けた"長い長いばんそうこう”

さっそくアールさんの会社で売ることになり、名前は「バンテージ(包帯)」と「エイド(手当」の名前を組み合わせて「バンドエイド」になりました。

ところがこれが全く売れません。ひとつひとつ手作りで値段が高く、使うたびにいちいち切らなくてはいけない手間が嫌がられたからです。

 

それから何年か経ち一回分ずつ紙に包まれたバンドエイドをつくる機械ができました。
ところがやっぱりバンドエイドは売れません。

ここでアールさんがひらめいたのは「みんなにバンドエイドのことを知ってもらうこと」

存在を知らなければ、誰も買いようがありませんよね。

 

はてさてバンドエイドが一番必要なのは誰だろう?

それは子どもたちだ!

バンドエイドはボーイスカウトの子どもたちに配布されて大喜びされて大当たり!

 

それから戦争に行っている兵隊さんたちへも配られたりして、今では世界中はおろか宇宙でもバンドエイドは使われています。

世界中 あらゆる ところから、「いたいっ!」とか「うわっ!」とか「きゃっ!」という 声が きこえてくるけれど、 たちまち その声は ぴたっと とまる。

最後のページは地球のイラストから、あらゆる世界の言葉で「痛いっ!」の声が飛び出しています。

痛いっ!
AHIA!
WHAA!
OUCH!
JAY!

 

『「いたいっ!」がうんだ大発明 ばんそうこうたんじょうものがたり』について

世界的な大発明というものはどのように生まれるのでしょうか?

ただ一ついえるのはどの発明にもそれが生まれる物語があるんです。

いつどこで誰がどんなふうに思いついたのか?

「バンドエイド」の場合、アールさんがジョゼフィーンさんの傷を早く治してあげたいという愛情からでした。

そして、アールさんのお父さんが医者で医学の知識があり、さらに大手の医療用品をつくる会社で働いていたというラッキーな背景も重なりました。

さらに作っただけでなくいかにたくさんの人に知ってもらうかの「セールス」「マーケティング」までこなしていました。

これらの要素が重ならなかったら、アールさんがバンドエイドを世に送り出すことはなかったでしょうね。

「いたいっ!」がうんだ大発明―ばんそうこうたんじょうものがたり

「いたいっ!」がうんだ大発明―ばんそうこうたんじょうものがたり

ウィッテンシュタイン,バリー
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