絵本から世界を学ぼう!!
この国際化社会において、世界を知ることはもはや必須ともいえます。
世界の国々の文化、言葉、風習、考え方など・・・
しかし、「世界には国が多すぎる!」
そしてテレビや新聞などのメディアが報じるのはアメリカやフランスなどメジャーな先進国ばかり・・・
子どもたちは学校の授業で学ぶくらいでしょうか・・・
しかししかし、世界にはマイナーだけど魅力的な国がたくさんあります。
そんな国を知るには実際に訪れるが一番いいのでしょうけど、お金も時間もかかるし・・・という場合には「絵本」を読んでみるというのはどうでしょうか?
絵本は子どもでも読みやすいうえに、それぞれの国の文化や習慣、考え方が描かれているので、とても頭に残りやすいです。
ここで紹介する絵本の参考にしたのはこの本です。
世界105か国のとっても魅力的な絵本たち。
簡単な紹介文と、私のおすすめの絵本も載せてみました。
- アジアの国々
- 大洋州の国々
- 北アメリカの国々
- 中南米の国々
- 中東の国々
- アフリカの国々
アジアの国々

インド
India
『あおいジャッカル』
世界最古の子ども向け物語集『パンチャタントラ』のうちの一話。
インドでは神の色とされる青色をしたジャッカルのお話です。
【合わせて読みたいインドの絵本】

インドネシア共和国
Republic of Indonesia
『マンゴーとバナナ―まめじかカンチルのおはなし』
インドネシア民話を元にした、マンゴーとバナナをめぐるサルのやりとりがとてもおかしい絵本です。
カラムカリと呼ばれるインドネシアの伝統的な木綿布でつくられているのも特徴です。
【合わせて読みたいインドネシアの絵本】

カンボジア王国
Kingdom of Cambodia
『いたずらうさぎチュローチュ』
チュローチュがおじいさんやワニをうまくやりこめていく様子がとても愉快。
そして、最後のヤギとの出会いではほっこりもさせてくれる感動絵本です。
【合わせて読みたいカンボジア共和国の絵本】

シンガポール共和国
Republic of Singapore
『バレリーナは、どこ?』
シンガポールを拠点に活動するイラストレーター、アビゲイル・ゴーによる、バレーの名作をもとにした"バレリーナを探す"絵探しの絵本です。

スリランカ民主社会主義共和国
Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
『ふしぎな銀の木』
スリランカの昔話で、3兄弟が王様の命令で「銀の木」を探していきます。
それにしても、一番下の弟が勇敢で賢いというのは世界共通なんでしょうか。
【合わせて読みたいスリランカ民主社会主義共和国の絵本】

タイ王国
Kingdom of Thailand
『しーっ!ぼうやがおひるねしているの』
子どもを寝かしつけている母親の周りで、虫や動物が次々に物音を立てていくので子どもが起きてしまいそうです。
そのたびに母親が「静かにしてね」とお願いするも・・・
ミャンマー生まれで、少女時代をタイで過ごしたミンフォン・ホによるおだやかな絵本です。
【合わせて読みたいタイ王国の絵本】

大韓民国
Republic of Korea
『金剛山のトラ』
父親の敵討ちのために、金剛山にいる虎を討ち取りにいく若者ユポギの物語。
トラとの一戦の描写がとてもリアルで迫力があり、息をのんでしまいます。
【合わせて読みたい大韓民国の絵本】

中華人民共和国
People’s Republic of China
『こんや、妖怪がやってくる』
中国の恐ろしい妖怪が、「明日おばあさんを食べに来る」と脅してきました。
おばあさんの友だち、たまご、雑巾、カエル、こん棒たちが妖怪からおばあさんを守るために待ちかまえます。
【合わせて読みたい中華人民共和国の絵本】

ネパール連邦民主共和国
Federal Democratic Republic of Nepal
『プンク マインチャ』
ネパールの少女、プンクマインチャは継母とその娘のチャンパに毎日ひどい仕打ちをされながら暮らしています。
ある日、ドーン・チョーレチャという二つの頭をもつ不思議なヤギに出会うと、次々と不思議な出来事が起こりしまいには・・・
筆者がネパール滞在中に作った絵本です。
【合わせて読みたいネパール連邦民主共和国の絵本】

パキスタン・イスラム共和国
Islamic Republic of Pakistan
『マララのまほうのえんぴつ』
「まほうのえんぴつは、自分の言葉と、自分の行動のなかにあるのだ」
2014年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイによる"言葉の魔法"の絵本です。
【合わせて読みたいパキスタン・イスラム共和国の絵本】

ベトナム社会主義共和国
Socialist Republic of Viet Nam
『語りおじさんのベトナム民話』
ベトナム民話5編を、語り口調で読みやすくまとめています。

マレーシア
Malaysia
『ツバメのたび』
マレーシアの夜明けです。
目を覚ました一羽のツバメが飛び立ちました。
そして、ツバメは5000キロ以上も離れた私たちの町にたどりつくのです。

ミャンマー連邦共和国
Republic of the Union of Myanmar
『アジア!イチャリバ、チョーデー』
イチャリバ、チョーデーとは沖縄の言葉で「出会えばみな兄弟」の意味。
ミャンマーに住む少女、エイエイティンから、4月の新年を祝う水かけ祭り「ティンジャン」についての手紙が届きました。
他にも、アジアの祝祭や伝統行事が描かれています。
【合わせて読みたいミャンマー連邦共和国の絵本】

モンゴル国
Mongolia
『モンゴル大草原800年』
モンゴルの成り立ちから現代までの800年を描いた絵本です。
「ゲル」と呼ばれる組み立て式の家に住み、馬とともに生きてきたモンゴルの人々の道のりをたどってみましょう。
【合わせて読みたいモンゴル国の絵本】

ラオス人民民主共和国
Lao People’s Democratic Republic
『サルとトラ』
暴れトラを退治しようとするサルのお話です。
青い布に刺繍で描かれている、一風変わった特徴の絵本です。