ドン フリーマン (著), なかがわ ちひろ (翻訳)
目次
あらすじ
小さな町に、2匹のダックスフントのカップル、フラッシュ(♂)とシャッセ(♀)がいました。
シャッセは働きもの、一方フラッシュは毎日昼寝ばかりのナマケイヌ。
とうとうシャッセに怒られて、フラッシュは渋々働きに出かけました。
フラッシュがなったのは、「電報の配達屋さん」
電報をくわえて、町の人たちにダッシュで電報を届けます。
町の人たちに感謝されて、フラッシュはこの仕事が楽しくなり、別犬のような働き屋さんになりました。
"一瞬"元のナマケイヌに戻りかけそうにもなりましたが、そこにフラッシュ宛ての電報が届きます。
それはフラッシュにとって犬生最高の内容でした。
『ダッシュだ、フラッシュ!』について
この絵本ではイヌの設定になってますが、人間社会そのものです。
飼い主がいないので、自分たちで食べ物を探さなくてはいけない。
そこで、働きに出かけて、報酬として肉や骨をもらってこなくてはいけません。
そして、フラッシュとシャッセは典型的な「カカア天下」カップルですね。
でも、シャッセに怒られて渋々働きに出たフラッシュも、働く楽しさとやりがいをみつけることができました。
少しだけ元のナマケイヌに戻りかけもしましたが、頑張り屋になったフラッシュに最高の「ごほうび」が待っています。
ドン・フリーマンによる、犬たちの表情が豊かで、愉快で感動できる絵本です。