『きたかぜとたいよう』
言わずと知れたイソップ物語の名作です。
世界中で何百年も読み継がれているのにはどんな理由があるのでしょうか?
「あらすじ」
北風と太陽がどちらが強いかケンカを始めました。
すると旅人が歩いているのを見つけ、あの旅人の服を先に脱がせた方が勝ちということにしました。
まずは北風からです。
北風は力いっぱい風を吹き、旅人の服を脱がそうとしました。
しかし、旅人は寒くなってきたので服を両手でおさえてしまいました。
旅人は風に吹かれれば吹かれるほど、服を強くおさえてしまいます。
今度は太陽の番です。
太陽は暖かい光を空から送りました。
すると旅人は立ち止まり、着ているものを一枚脱いだのです。
太陽がもっと力をこめると旅人は着ているものを全て脱いで川に飛び込んでしまいました。
『北風と太陽』は様々な絵本で描かれているので、見比べてみるのも楽しいですよ!
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ここで紹介する『北風と太陽』は木版画で描かれていてとても力強い印象を受けます。
- 北風が旅人の服を脱がそうと力いっぱい北風を吹く場面
- 太陽が「俺に任せろ」とギラギラ照り付ける場面
- 旅人が北風に飛ばされまいと踏ん張り、太陽の暑さで川に飛び込む場面
画面いっぱいに絵が広がり今にもページから飛び出してきそうな迫力があります。
表紙の絵も素敵なので、飾っておくだけでも部屋のインテリアとして楽しめる絵本ですね。