絵本

『へろへろおじさん』 佐々木マキ


佐々木マキ

あらすじ

おじさんは手紙をポストに入れようとに出かけました。

ところがこのおじさん とことん運が悪いというかツイてないというか・・・

 

階段から滑り落ち、道を歩けば上からマットが落ちてきたり、犬を足につながれてひきずられ

角を曲がれば「ぶたおいまつり」のぶたの大群に踏みつぶされ・・・もうおじさん へろへろです。

 

それでもなんとかポストに手紙を入れて、公園でアイスクリームを買うと地面に落としてしまい・・

『へろへろおじさん』について

何が起ころうと無表情で一言もセリフを発しないおじさんが、どことなくチャップリンを思い出させます。

 

とにかくついてなく悪い事ばかり起こる絵本ですが、悲哀などを感じさせず、最後に起こる"いい事"に癒されます。

 

このおじさんのポストまでの道のりは人生の縮図。
悪い事ばかり起こりますが、最期は必ず救われるのです。
だから「へろへろおじさん」は「heroheroおじさん」
みんなのヒーローなんです!
というのは言いすぎでしょうか?

 

ただ手紙をポストに入れに行くだけの話なのに、最後まで気が抜けなくハラハラドキドキすること間違いなしですよ!

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