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「メモの魔力」でバタフライ効果で考えメモをアウトプットに活かすことができると人生が変わります

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前田裕二著 「メモの魔力」を読んでみました。

 

こういった自己啓発本というものは、読んで実行に移さないと(アウトプットをしないと)はっきりいって読み損なのですが、実は私もその類でした。

 

 

例えば、この本を読む前から日常生活で気になった言葉や新しいアイデアなんかを思いつくとメモを取るようにはしていました。


しかしとったメモをほとんど体書きっぱなしにしているので、メモを活かしきれていなく、それ以前にメモを活かす方法がよく分かりませんでした。

 

しかし、この本を読んでメモの取り方やアウトプットへの活かしたかを理解することができてすぐ行動に移すことができました。

 

なぜなら最終的にはシンプルな本質にたどり着けるからです。

 

しかしその本質は限りなくハードルが低いが効果はとても高いと感じることができるのです。

 

メモを活かす方法は次の3段階で説明できます。

  1. メモをとることで情報の本質が分かる。
  2. 情報の本質が分かれば行動に応用できる。
  3. 行動に応用できれば、人生が変わる。

故に“メモをとることは人生を変える”

 

この三段論法みたいな法則にたどり着いたとき、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざを思い出しました。

 

三段論法とは・・・

A=B B=C ゆえにA=C

例.動物はいずれ死ぬ。人間は動物である。ゆえに、人間はいずれ死ぬ。

 

目次

風が吹けば桶屋が儲かる

 

「風が吹けば桶屋が儲かる」は江戸時代にできたことわざです。

 

ある出来事の影響がめぐりめぐって思いがけないところに及ぶことのたとえ。

「明鏡国語辞典」

 

そのめぐりめぐった出来事とは以下の通り。

  1. 風が吹くと砂ぼこりが舞う
  2. 砂ぼこりが目に入って失明する人が増える
  3. 失明した人は三味線弾きになって三味線が売れる
  4. 三味線の皮に使われる猫が減る
  5. 猫が減るのでネズミが増える
  6. ネズミが増えるので桶をかじられる
  7. 桶を買う人が増えるので桶屋が儲かる

江戸時代の地面は当然土なので、土ぼこりも舞いやすい。

当時の目が見えないひとの職業は三味線引きが多かった。

三味線の皮の原材料はネコだった。

だからこのことわざができた。

かなりこじつけ感があるこのことわざはやはり、「可能性が低いことを無理やりつなげたこじつけ」という意味合いで使われることが多いらしいんです。

 

ちなみに「風が吹けば桶屋が儲かる」のは0.8%くらいらしい!

 

 

なので、私の言いたいメモの取り方の素晴らしさを表すには少し違うなと思っていたら、もっとぴったりの言葉を発見しました。




 

 

バタフライ効果(Butterfly effect)

 

(バタフライこうか、英: butterfly effect)とは、力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。カオス理論で扱うカオス運動の予測困難性、初期値鋭敏性を意味する標語的、寓意的な表現である。
気象学者のエドワード・ローレンツによる、蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?という問い掛けと、もしそれが正しければ、観測誤差を無くすことができない限り、正確な長期予測は根本的に困難になる、という数値予報の研究から出てきた提言に由来する。

Wikipedia

ブラジルのチョウが羽ばたくと、アメリカのテキサスで竜巻を起こす」など、小さな動きの要素が、大きな気象変動をもたらすといった例で説明されています。。

 

メモをとる動作はとても小さなこと。

 

しかし、メモを取ると人生が変わるほど大きな変化をもたらすのです。




メモの種類

 

メモには2種類あると著者は言っています。。

記録のためのメモ

記録のためのメモとは・・・・・買うものリストを紙に書くなどの情報を忘れないように書き写すメモ。

簡単に言えばコピペですね。

これは情報をただ書き写すだけなので、人間でなくても機械やAIでもできる作業です。

 

しかしそこは人間でしかできないことをしたい。

人間ならではのメモをとって活用したい。

 

そのためのメモが次のメモになります。

知的生産のためのメモ

 

知的生産のメモとは・・・・新しいアイデアや発想をメモから生み出すことです。

そのメモの方法とは

  1. とにかく気になった情報をメモする
  2. その情報を紙に言語化する
  3. 新しい発想やアイデアに変える。




メモによる向上するスキル

メモを取るようになると5つの能力が鍛えられる。

知的生産性の向上

これは「アイデアを生み出す能力」です。

 

メモを取ると、その情報の本質を考えるようになる。

この作業を抽象化といい、本質が分かれば様々なことに応用でき新しいアイデアを生み出せるようになるのです。

 

メモを取る→抽象化→行動に転用

この作業がこの本のキーであり、最重要ポイントです。

 

情報獲得の伝導率向上

これは「情報に気が付く」能力です。

 

メモを取る習慣がつくと、今まで気にしていなかった情報に目がいくようになります。

そうすると世の中にはこれだけの情報が溢れていたのかと思い知らされ、いかに今までたくさんの情報をスルーしてきたのかと実感してしまいます

 

全ての情報がただちに生かせるわけではないのだけど、後で必要になってくることもあるのでやはりこの能力は鍛えておきたいですね。

 

傾聴能力の向上

これは「相手の話を深く聴く能力」です。

 

メモを取る姿勢は、相手に好印象を与えます。

なぜなら、"メモをとりたくなるくらいを興味をもって聴いている"という姿勢を見せることができるから。

 

“聴く”というのは誰もができていそうで、案外できていないのではないでしょうか。

「自分の話を聞いてくれている」と相手が感じてくれれば、話にもっと熱が入って今まで話さなかったような深い話もしてくれる可能性も大きくなっていきます。

 

構造化能力の向上

これは「話の骨組みが分かる能力」です。

 

分かりやすくメモを取るには構造化が不可欠です。

 

例えば会議や学校の授業など全ての情報が必要になるわけではないですよね。

大切なのは"自分に合う情報を取捨選択できるかどうか。

 

全体像を客観的に見極めつつ、現在行われている話題や出来事の目的を瞬時に判断しなければ効果的なメモを取ることができません。

 

言語能力の向上

これは「感覚や概念を言語化する能力」です。

 

情報は全てが言葉に表されているわけではありません。

 

ふと感じたことやクリアになっていない思い付きなどをメモにするには自分の頭で考えて言葉に変える必要があるのです。



人生を変えるメモの取り方

ここからがこの本の神髄です。

 

  1. ノートは見開きで使う。
  2. 左ページは事実(ファクト)を書く。
  3. 右ページは抽象化と転用を書く。

事実をメモすることは最低限の第一歩ですが、それだけでは何も生まれません。

そこから抽象化転用が欠かせないのです。

 

抽象化をする際は、そのものの本質で最もシンプルな形を考えます。

この時に「なぜ?」「どのように?」という観点で考えると本質をつかみやすい。

 

 

『メモの魔力』を読んでから受けたセミナーのメモを取ってみました。

ちなみに内容は「コミュニケーション」についてです。

一例を挙げると

ファクト:「あの人とは意見が合わない」
抽象化:「全く同じ価値観の人はいない」
転用:「相手の考えを否定しない。一回受け入れてみる」

 

 

 

ちなみにこのブログも「メモの魔力」にそってメモを取ってから書いてみた。

 

読みにくいかもしれないが、参考までに・・

 

 

今の私はメモをとりまくって、何かに転用できないかを考える癖がついてしまいました。

どんな情報にも本質があって、それを応用することができるのだと気づかされたからです。

 

 

『メモの魔力』には特典として「自分を知るための【自己分析1000問】」の付録もついています。

 

かなり内容が濃く全部やろうとすれば一日ではとても終わらない。

これをやると「自分」のことをいかに知らなかったかが分かります。

 

自分のことがもっと分かれば「人生のコンパス」がきっと見つかるはずです。

 

メモの魔力」はまさにそのための本なのです。