『ケムエルとノアのはこぶね』 ディック ブルーナ


ディック ブルーナ (著), まつおか きょうこ (訳)

あらすじ

昔々、地球はそれはそれは美しいところでした。

一匹の毛虫、ケムエルも木の下で蝶になるのを夢見ていました。

ところが地上では人間たちが争ってばかりいます。

ケムエルは「人間はなんて怖いんだ」と思いました。

 

しまいには神様は怒って、全てを大雨で洗い流してしまうことに決めてしまいました。

 

ただ一家族、争いをしない優しいノアの家族を除いては・・

 

 

神様はノアに、箱舟をつくりノアの家族とすべての動物のつがいを乗せるように言いました。

言われた通り、ノアは3人の息子たちと協力して箱舟をつくり、家族とすべての動物のつがいを乗せました。

もちろん、ケムエルとその女友だちもです。

 

 

そして、大雨が降りだしました。

ケムエルは「これからどうなるんだろう」と心配です。

 

40日間大雨が降り続き、ようやくやみました。

ノアはハトを飛ばしてみました。

ハトが木の枝をくわえて戻ってきたのを見て、ノアは地上の水がなくなったと分かり、みんなを地上に降ろしました。

 

ケムエルも女友だちと一緒に箱舟から出てきました。

すると、ケムエルの目の前には大きなきれいな虹が。

「なんてきれいなんだろう、ぼくももうすぐきれいな蝶になるぞ」

『ケムエルとノアのはこぶね』について

シンプルで無表情な人物やなんともいえないかわいい動物たちを独特の色彩で描いたこの絵を、どこかで見たことがあるなと思っていたら「うさこちゃん」「ミッフィー」シリーズの作者ディック・ブルーナの絵本でした。

 

題材にしているのは聖書に出てくる「ノアの箱舟」です。

そして、その様子を語ってくれているのは一匹の毛虫、ケムエルです。

ケムエルとは聖書に出てくる人物名らしいのですが、ケムエルをもじって毛虫にしたのかなとも思いました。

でも、原作は外国語ですからそれは違いますね。

 

 

聖書の『ノアの箱舟』は神が大雨を降らして人類が滅亡してしまうという悲惨な内容です。

特に、大雨の場面は見開き2ページを使い、迫力のあるものになっているのも特徴です。

そんな『ノアの箱舟』を毛虫目線で語ることで悲惨さをユーモラスに、それでいて真面目に伝わえてくれています。

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