『おしゃべりなたまごやき』寺村 輝夫

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寺村 輝夫・作/長 新太・絵

目次

あらすじ

王さまがニワトリ小屋に行ってみると、にわとりがぎゅうぎゅう詰めでいっぱいでした。

かわいそうだと思い、王様が扉を開けてあげるとさあ大変!

 

ニワトリが一斉に脱走してしまいました!

 

「誰が扉を開けたんだ?」と犯人探しが始まります。

 

誰も王様が犯人とは気がつかずに、コックは「私の責任です」と自ら牢屋に入ってしまう始末です。

 

 

王さまがこっそり自分の部屋に帰ってみると、逃げ出した一羽のめんどりを見つけました。

王さまはめんどりを抱いて言いました。

「わしがやったことは誰にも言うなよ。黙っておれよ」

するとメンドリが卵を産みました。

その卵で目玉焼きを作って食べようとすると、どこからか不思議な声が聞こえてきました・・・・

 

『おしゃべりなたまごやき』について

悪いことをしたら結局ばれてしまうという教訓ですね。

 

いくら悪事を隠しても、そういう噂はどこから広まるか分かりません。

  • 悪事千里を走る
  • 壁に耳あり障子に目あり

 

ばれてしまってから白状することは、企業の謝罪会見を見ても分かる通り、大事になってしまいます。

 

そして、もう一つ大切なことは「素直に謝ること」です。

王さまは自分のしたことがみんなにばれた後、牢屋に自ら入ったコックに素直に謝っています。

 

もうばれたんなら正直に認めて謝ることも大切だということです。

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