『せんろはつづくよ』マーガレット・ワイズブラウン｜本の紹介サイト「本を46」今まで読んだフィクション、ノンフィクション、絵本の紹介をしています

マーガレット・ワイズブラウン (著), ジーンシャロー (イラスト), 与田準一 (翻訳)

あらすじ

2台の小さな機関車が、西へ向かって出発です。

一台の小さな機関車は、最新式で、もう一台は古い機関車。

それでも仲良く一緒に西へ向かって
ぱふぱふ　ぱふぱふ
ちゃぐちゃぐ　ちゃぐちゃぐ

みてごらん、みてごらん
てつの　せんろが　みえるでしょう、
ながい　せんろが　みえるでしょう
にしへ　むかって　つづいてる。

2台の小さな機関車は丘を越え、トンネルをくぐり、川を渡り、西へ向かって
ぱふぱふ　ぱふぱふ
ちゃぐちゃぐ　ちゃぐちゃぐ

雨が降ろうと、雪が降ろうと、風が吹いても、
2台の小さな機関車は西へ向かって
ぱふぱふ　ぱふぱふ
ちゃぐちゃぐ　ちゃぐちゃぐ

野山を越えて、長い旅の先に着いたのは大きな青い海でした。

とにかくシンプルな絵とシンプルな文が特徴の絵本です。

それでいて、心地よいリズムと独特なオノマトペが耳に残り、線路の向こうに何があるのかが想像でき、無限のイメージを広げることができます。

新しい機関車には男の子が、古い機関車には女の子と動物が乗っています。

それでも仲良く、どこまでも一緒に旅をするのは、「人生何があってもどこまで一緒」という意味もあるのでしょうか。