田島 征三 (著), おおたか しずる (著)
あらすじ
トペラトトは思い出を食べるオバケです。
今日もあの人この人の思い出をはぷっ、ぺっちゃくぺっちゃく、ちゃらもこちゃらもこ、と食べていきます。
思い出はたしかに美味しいけど・・・やけにはじけて、なんかあふれて、食べても食べてもなくならない・・・
そしてお腹の中にず~~~っと消えずに残ってる
あれれ、おかしいなあ、赤ちゃんにはどうして思い出がないんだろう?
「いっぱい思い出つくってね!」
『トペラトト: おもいでをたべるオバケのはなし』について
トペラトトは新潟県十日町市にある「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」に住んでいる、思い出を食べるオバケです。
「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」は廃校になった小学校を絵本作家田島征三が「空間絵本」として蘇らせた美術館。
トペラトトはかつて学校に通っていた子どもたちの思い出を、今は美術館に訪れる人たちの思い出が大好物なんですね。
この絵本はそのトペラトトを描いた絵本です。
そして、シンガーのおおたかしずるによる独特のオノマトペ「トペラップ」も収録されています!